サイトの離脱率改善

広告出稿やSNS最適化を行ってアクセス数が増えれば、それがコンバージョン率のアップにもつながるのでしょうか。実は、そうとも言い切れない部分があります。というのは、ユーザーがサイトを訪れる事は、ビジネスにとってはあくまでも商品購入のための導入口でしかないからです。
ネット広告から辿り着くのは、通常はランディングページ(LP)と呼ばれる場所です。LPはサイトのトップページである事もありますが、商品購入に直接つながるリンクが置かれている場所の事をランディングページと言います。ですから、ここから先へとユーザーが進んでくれるかどうかがビジネスではカギになって来る事になります。

商品を購入してもらえず、LPを見ただけで帰ってしまう割合のことは直帰率と言います。直帰率と離脱率を混同する人がよくいるのですが、離脱率というのはユーザーがあるページを最後に見てサイトを離れた割合、直帰率はどのページを見たかに関わらず最初のページだけを見て帰ってしまった割合を言います。つまり、直帰率が高ければユーザーはサイト内の情報にほとんど魅力を感じなかったという事になる訳です。
ランディングページが一つの時、直帰率の高さは致命的だと言えます。すなわち、ユーザーはそこで扱っている商品には全く興味を示さなかった事になるからです。この場合、ユーザーの感性や興味を刺激して、取り扱い商品やサービスの魅力をアピールするための改善が必要になって来ます。例えば、親しみやすいデザインにしたり、購買意欲を高めるようなフレーズをページ内に埋め込むといった具合です。

また、LPが複数あるサイトであれば、利便性や回遊性を高めて目的のページに辿りつきやすくする工夫が必要です。サイト内での滞在時間が長くなれば、ユーザーは商品やサービスへの興味や関心を持ちやすく、購買意欲も自然と高まってくる事になります。そのためには、コンテンツごとの情報量や質を充実させて行く必要があるでしょう。

ユーザーのサイト内での動きを解析して、ランディングページのデザインや内容を改善することはLPOとも言います。LPOとは、すなわちランディングページ・オーガナイゼーションの略です。普通、LPからの直帰率は高くなるものなので、直帰率の高さをそれほど気にする必要はありません。あくまでも商品の購入意欲を持ったユーザーの心理にいかにして訴えるかと言うことが問題です。
ですから、ランディングページの改善によってコンバージョン率を上げるには、ユーザーの利便性を考慮したサイト作り、回遊性を高めるための質の高いコンテンツの作成、消費者動向の解析によって適切なキーワードやデザインを選んで行くといった事がポイントになってくると言えます。